先天性難聴の遺伝子特定 中部大

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 先天性難聴を引き起こす遺伝子の一つを特定したと、中部大の加藤昌志教授、大神信孝講師(いずれも環境衛生学)らが米科学アカデミー紀要電子版に発表した。この遺伝子の活性化により聴力を回復できることがマウス実験で確認できたといい、治療や予防法の開発につながる可能性があるという。


 先天性難聴は千人に1人の割合で起きる。多くは内耳器官の神経に問題があり、遺伝子の異常が原因とみられているが、詳しいメカニズムは未解明で治療法も確立されてない。


 研究チームは、神経を成長・維持する働きのある遺伝子「C-RET」に着目。この遺伝子の機能を低下させたマウスの聴覚神経を調べると、内耳器官の中で音情報を伝達する神経の一部の細胞数が半減し、難聴になっていることが分かった。逆に遺伝子の働きを活性化させると、細胞数が戻り聴力が回復していたという。


 人の先天性難聴の患者を調べたところ、この遺伝子の働きの異常による難聴とみられるケースが確認できたという。

 

 (熊本日日新聞 2010年7月16日朝刊掲載)

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診療科目耳鼻咽喉科
キーワード先天性難聴
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