禁煙治療 保険適用医療施設の割合 熊本は全国最低の6%

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 禁煙治療に公的医療保険が適用される県内の医療施設は、ここ2年で倍増したものの、昨年10月現在で100施設にとどまることが、NPO法人日本禁煙学会(東京)の調査で分かった。全医療施設に占める割合は、全国最低の6・0%。同学会は「適用条件の一つである医療施設の敷地内禁煙が進んでいないためではないか」とみている。

 

 禁煙治療は2006年度の診療報酬改定で保険適用になった。同学会は情報公開法に基づき全国の地方厚生局に開示請求して調査。県内は07年9月に50施設に達し、昨年10月の調査で100施設。全国で34位だった。


 地域別では、熊本市に50施設が集中し、次いで天草市7、八代市、人吉市、玉名市、菊陽町が各4など。


 厚生労働省の医療施設動態調査(昨年9月末現在)をもとに、県内の全病院・診療所1672施設に占める割合をみると、6・0%で全国最低。最高の徳島県(12・6%、114施設)の半分だった。全国では10万8376施設中、適用は8・5%の9209施設。


 厚労省は喫煙を「ニコチン依存症」という病気と位置付ける。保険適用には、医療施設の敷地内禁煙や患者のブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上など、一定の基準を満たす必要がある。ただ、若年層の早期治療などのため要件緩和を求める声も出ている。


 同学会の作田学理事長は「医療施設が禁煙外来を開設しない理由のほとんどは、敷地内禁煙になっていないからだ。たばこや煙を危険なものとみなしていない医療者が多いのだろう」と指摘する。(高本文明)

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