小中高校の敷地内禁煙率 熊本は全国最低18%

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 県内の公立小中高校で、敷地内禁煙を実施している学校の割合は18・4%と、全国平均(61・6%)の3分の1にも満たず、47都道府県で最低であることが日本小児科連絡協議会の調査で分かった。校内での教師らの喫煙は、受動喫煙による健康被害や子どもの喫煙を助長する可能性が指摘されており、早急な対策が求められる。

 調査は、同協議会の「子どもをタバコの害から守る」合同委員会などが、厚生労働省の補助事業として2003年から3年ごとに実施。今回は今年2月から全国の都道府県教育委員会を調査した。

 その結果、熊本は18・4%で全国ワースト1。03年の0・5%、06年の9・1%より上昇したものの、05年に文部科学省が実施した調査の全国平均44・0%にも遠く及ばない。

 県内の学校別内訳は小学校が19・4%、中学校が19・2%、高校は9・7%で特に低かった。地域別にみると、天草市と宇土市の小中学校はすべて禁煙になっている。

 実施率が低いのは、熊本に次いで高知(18・9%)、長野(25・0%)。一方、100%禁煙を達成しているのは、02年に全国で初めて取り組んだ和歌山をはじめ、静岡、秋田など6県。全国の学校別平均は小学校59・6%、中学校56・3%、高校86・1%だった。

 調査に当たった国立成育医療センター(東京)の原田正平医師は「周囲に喫煙者がいると子どもが喫煙をする大きな誘因となる。学校の敷地内禁煙は学校任せでは遅れる傾向にあり、教育長らの指導力が問われる。吸わない子どもたちを一人でも多く育てたい」と話している。(高本文明)
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